弁護士との結婚はやめとけといわれる6つの原因！弁護士が不向きな人のタイプ

「弁護士と結婚したい」と憧れる方は少なくありません。安定した収入や社会的地位の高さから、良い結婚相手として考える人も多いでしょう。しかし、その一方で「弁護士との結婚はやめたほうがいい」というアドバイスを聞くこともあります。

実際のところ、弁護士という職業ならではの特性があり、結婚生活に大きな影響を与えることは事実です。弁護士の仕事は一般的に想像されているものとは異なる側面も多く、その特徴を理解せずに結婚すると、思わぬ困難に直面することもあります。

本記事では、弁護士との結婚で起こりうる問題点や向いている人・向いていない人のタイプについて、具体的に解説していきます。弁護士との結婚を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

1 弁護士との結婚はやめとけといわれる6つの原因
2 弁護士との結婚が向いてない人のタイプ
3 弁護士との結婚が向いている人のタイプ
4 まとめ

弁護士との結婚はやめとけといわれる6つの原因

弁護士との結婚生活に関して、よく指摘される問題点があります。以下の6つの特徴は、弁護士との結婚をためらう原因となっています。

人から恨みを買うことが多々ある
口喧嘩が理詰めで強い
仕事が忙しすぎて家庭に時間を割けない
案件によっては危険が伴うこともある
世間の目に常にさらされている
収入が安定しないケースも多い

これらの特徴は弁護士の職業的性質から生じるものであり、結婚生活において様々な問題を引き起こす可能性があります。それぞれの問題点について詳しく見ていきましょう。

人から恨みを買うことが多々ある

弁護士の仕事は本質的に対立構造の中で行われることが多いものです。たとえば、離婚案件では配偶者の代理人として戦い、刑事事件では被害者や検察と対立する場面もあります。企業法務でも、取引先や競合他社との紛争解決に関わることが少なくありません。

このような仕事の性質上、弁護士は必然的に誰かから恨みを買ってしまうことがあります。訴訟で負けた相手当事者が、弁護士個人に対して強い恨みを持つケースも珍しくありません。中には、脅迫や嫌がらせの対象になってしまうこともあります。

実際、弁護士事務所に対する嫌がらせの電話や、自宅への迷惑行為などが報告されています。このような事態は、弁護士本人だけでなく、家族にも大きなストレスとなります。特に子どもがいる家庭では、子どもの安全への懸念も生じるでしょう。

また、弁護士が担当した事件によっては、SNSなどで批判の対象になることもあります。特に社会的関心の高い事件や、倫理的に議論のある事件を扱う場合、弁護士の家族までもが批判や中傷の対象になってしまうリスクがあります。結婚を考える際には、このような社会的なリスクについても理解しておく必要があるでしょう。

口喧嘩が理詰めで強い

弁護士は論理的思考と説得力のある議論を職業として身につけています。彼らは日常的に相手の主張の矛盾点を見つけ出し、反論するトレーニングを積んでいるため、議論において非常に強いのが特徴です。

この特性は仕事では大きな強みですが、家庭内での意見の相違や口論になった際には大きな問題となりえます。夫婦間の日常的な会話や意思決定の場面で、弁護士の配偶者は常に「論破」されてしまうことがあります。感情的な問題でさえ、論理的に分析されてしまい、感情が置き去りにされることも少なくありません。

例えば、家事の分担や子育ての方針、休暇の過ごし方など、日常的な決断の場面でも、弁護士は自分の主張を論理的に展開し、相手を言い負かしてしまうことがあります。これにより、配偶者は自分の意見が尊重されていないと感じ、徐々に意見を言わなくなってしまうこともあるでしょう。

また、弁護士は仕事柄、細かい表現の違いや言葉の定義にこだわる傾向があります。何気ない会話の中でも言葉の使い方を指摘されることが続くと、次第にコミュニケーションに疲れてしまうかもしれません。このような特徴を理解し、お互いの会話のスタイルを尊重できるかどうかは、結婚生活の質に大きく影響します。

仕事が忙しすぎて家庭に時間を割けない

弁護士の仕事は非常に時間に追われる傾向があります。特に大手法律事務所や企業法務に携わる弁護士の場合、深夜まで仕事をすることが日常的であり、週末も仕事に費やすことが少なくありません。

訴訟案件を抱えている場合は、裁判の準備のために膨大な時間を費やす必要があります。また、緊急の案件が入れば、家族との予定をキャンセルしなければならないこともあるでしょう。このような不規則で長時間の労働は、家族との時間を著しく制限してしまいます。

例えば、子どもの学校行事や記念日など、家族にとって重要なイベントでも、仕事の都合で参加できないことが続くと、家族間の絆に影響を与えかねません。特に子育て期間中は、片方の親に育児の負担が集中してしまい、ワンオペ育児状態になることも考えられます。

また、常に仕事のことを考えている状態では、家にいても精神的に「不在」となることがあります。家族との会話中も仕事のことを考えていたり、常に電話やメールをチェックしたりする状況が続くと、家族は寂しさや疎外感を感じることになるでしょう。このような仕事中心の生活スタイルを許容できるかどうかは、結婚前に十分考慮すべき重要なポイントです。

案件によっては危険が伴うこともある

弁護士が取り扱う案件の中には、危険を伴うものも存在します。特に刑事事件や家事事件、企業の不正を扱うケースなどでは、当事者の感情が非常に高まることがあり、思わぬトラブルに発展するリスクがあります。

例えば、暴力団関連事件や詐欺事件などの刑事弁護を担当する場合、弁護士自身やその家族が危険にさらされることもあります。離婚や相続などの家事事件でも、感情的になった相手から嫌がらせを受けるケースが報告されています。

また、内部告発や企業の不正を扱う場合は、相手企業から様々な妨害を受けることもあります。このような案件では、弁護士だけでなく、その家族までもが監視や嫌がらせの対象となってしまう可能性があるのです。

特に子どもがいる家庭では、このようなリスクが家族全体に及ぶことを考慮しなければなりません。住所や個人情報の管理を徹底したり、場合によっては引っ越しを検討したりする必要も出てくるかもしれません。弁護士との結婚生活では、このような危険性についても理解し、対策を講じる心構えが必要です。

世間の目に常にさらされている

弁護士は社会的に注目される職業であり、その言動は常に世間の目にさらされています。特に地方都市や小さなコミュニティでは、弁護士とその家族は「地域の有名人」として認識されることも少なくありません。

このような状況では、日常生活のささいな行動でさえ、周囲から観察され、評価の対象となります。例えば、飲食店での振る舞いや子どもの教育方針、家族の服装や趣味に至るまで、一般の家庭よりも厳しい目で見られることがあるのです。

また、弁護士会や法曹界のコミュニティ内での評判も、キャリアに大きく影響します。そのため、弁護士の配偶者は社交の場で適切な振る舞いが求められることもあるでしょう。このような社会的なプレッシャーは、自由な生活を好む人にとっては大きなストレスとなります。

さらに、弁護士が社会的に注目される事件を担当した場合、メディアの取材対象となることもあります。このような状況では、家族のプライバシーが侵害されるリスクもあります。弁護士との結婚生活では、このような「公人」としての側面を理解し、受け入れる覚悟が必要です。

収入が安定しないケースも多い

一般的に弁護士は高収入というイメージがありますが、実際には収入の波が大きいことも特徴の一つです。特に独立して事務所を構える弁護士の場合、案件の多寡によって月ごとの収入が大きく変動することがあります。

大手法律事務所に所属する弁護士は比較的安定した収入を得られることが多いですが、そのぶん長時間労働や厳しいノルマを課されることが一般的です。一方、独立弁護士の場合は、自由度が高い反面、営業活動や事務所経営の負担も大きくなります。

開業したばかりの若手弁護士の場合は、事務所の維持費や人件費などの固定費がかかるにもかかわらず、安定した顧客基盤がないため、経済的に苦しい時期を経験することも珍しくありません。このような状況では、家計が突然の収入減少に対応できる体制を整えておく必要があります。

また、弁護士は自営業者であることが多いため、病気やケガで働けなくなった場合のリスクも考慮しなければなりません。会社員のような社会保険制度の恩恵を受けられないケースも多く、独自に保険や貯蓄などのセーフティネットを構築する必要があります。弁護士との結婚では、このような経済的な不安定さを理解し、共に乗り越える覚悟が求められるでしょう。

弁護士との結婚が向いてない人のタイプ

弁護士と結婚生活を送る上で、特に相性が悪いと考えられる性格や価値観があります。以下のような特徴を持つ人は、弁護士との結婚生活に困難を感じる可能性が高いでしょう。

感情的で冷静に会話できない人
常に自分の意見を通したい人
仕事中心の生活スタイルを受け入れられない人
社会的な注目を嫌う人

弁護士の仕事の特性や生活スタイルを理解し、それを受け入れられるかどうかが、結婚生活の質を大きく左右します。自分自身の性格や価値観を客観的に分析し、弁護士との相性を考えることが重要です。

感情的で冷静に会話できない人

弁護士は職業柄、論理的思考と冷静な判断を重視する傾向があります。感情よりも事実や論理を優先するコミュニケーションスタイルを持つ人が多いため、感情的になりやすい人との間には大きなギャップが生じることがあります。

例えば、夫婦間の問題や意見の相違が生じた際に、感情的に反応してしまう人は、弁護士パートナーとの建設的な対話が難しくなるでしょう。弁護士は問題解決において感情を切り離し、事実に基づいて議論を進めようとする傾向があります。しかし、感情的な人はこのアプローチに不満を感じ、「冷たい」「共感してくれない」と感じることがあります。

また、感情的な反応は弁護士から見ると「非合理的」と判断されがちで、その結果、感情そのものが軽視されてしまうこともあります。夫婦関係においては、感情の共有と理解も重要な要素ですが、論理重視の弁護士との間では、この点でミスマッチが生じやすいのです。

感情表現と論理的思考のバランスを取ることができない人は、弁護士との日常的なコミュニケーションにおいて常にストレスを感じることになるでしょう。弁護士との結婚生活を円滑に送るためには、感情を表現しつつも、冷静な議論ができる柔軟性が求められます。

常に自分の意見を通したい人

弁護士は説得力のある議論を展開するプロフェッショナルであり、自分の意見を論理的に主張する能力に長けています。そのため、自己主張が強く、妥協を嫌う人との間では、深刻な対立が生じやすくなります。

例えば、家庭内の意思決定において常に自分の意見を優先させたい人は、論理的に反論する弁護士との間で激しい議論になりがちです。どちらも譲らない状況が続くと、夫婦関係に大きな溝が生じることになるでしょう。

また、弁護士は職業柄、問題の多角的な分析と最適解の模索を得意としています。そのため、パートナーの一方的な意見や感情的な主張に対して、異なる視点からの分析や代替案を提示することが多いです。このようなアプローチを「自分の意見を否定された」と捉えてしまう人は、弁護士との関係に困難を感じるでしょう。

家庭生活では様々な決断を共同で行う必要がありますが、常に自分の意見を通したい人は、弁護士パートナーの専門的知識や論理的思考を脅威と感じてしまうことがあります。弁護士との結婚生活を円滑に送るためには、お互いの意見を尊重し、妥協点を見つける柔軟性が不可欠です。

仕事中心の生活スタイルを受け入れられない人

弁護士の多くは仕事に多くの時間とエネルギーを費やす傾向があります。特に大手法律事務所や企業内弁護士として働く場合、長時間労働や不規則な勤務が一般的です。このような仕事中心のライフスタイルを理解し、受け入れられない人は、弁護士との結婚生活に大きな不満を抱くことになるでしょう。

例えば、パートナーとの時間を最優先にしたい人や、家族との日常的な関わりを重視する人は、仕事に追われる弁護士の生活スタイルに適応することが難しいかもしれません。急な仕事での予定変更や、休日出勤が続くような状況では、大きなストレスを感じることになります。

また、弁護士は仕事上の守秘義務があるため、具体的な案件内容について家庭で話すことができないこともあります。このような仕事と家庭の境界に不満を感じる人も、弁護士との結婚生活に困難を感じるでしょう。

さらに、弁護士の仕事は精神的に消耗することも多いため、帰宅後は一人の時間を必要とすることもあります。パートナーとの対話や家族との関わりを常に求める人にとっては、このような状況が寂しさや疎外感につながることがあります。弁護士との結婚生活では、お互いの時間や仕事を尊重する姿勢が不可欠です。

社会的な注目を嫌う人

弁護士とその家族は、特に地方都市や小さなコミュニティでは一定の社会的注目を集めることがあります。また、弁護士会や法曹界のコミュニティでの活動も多く、パートナーも含めた社交の機会が増えることが一般的です。

このような「公人」としての側面を持つ弁護士の配偶者は、ある程度の社会的マナーや振る舞いを求められることがあります。プライバシーを重視し、人目を気にせず自由に生活したい人にとっては、このような状況がストレスとなるでしょう。

また、弁護士が社会的に注目される事件を担当した場合、メディアの取材対象となることもあります。さらに、SNSなどでの批判や中傷の対象になることもあるため、公開の場での批判に敏感な人にとっては大きな精神的負担となります。

さらに、弁護士の社会的地位に関連して、パートナーにも一定の役割が期待されることがあります。例えば、社交の場での振る舞いや、コミュニティ活動への参加などです。このような期待や役割に抵抗感を持つ人は、弁護士との結婚生活に違和感を覚えるかもしれません。自分のプライバシーと社会的役割のバランスを取ることができるかどうかが、弁護士との結婚生活の質に大きく影響します。

弁護士との結婚が向いている人のタイプ

弁護士との結婚生活を充実させるためには、特定の性格や価値観が適していると言われています。以下のような特徴を持つ人は、弁護士とのパートナーシップを上手く築ける可能性が高いでしょう。

相手に合わせるのが上手い人
自立心が強く独立した生活を送れる人
論理的なコミュニケーションが得意な人
社会的活動に積極的に参加できる人

これらの特徴は、弁護士の仕事の特性や生活スタイルと相性が良いと考えられます。もちろん、これらの要素がすべて当てはまる必要はありませんが、いくつかの特徴を持っていると、弁護士との結婚生活がより円滑になるでしょう。

相手に合わせるのが上手い人

弁護士の仕事は不規則かつ予測不可能なスケジュールになりがちです。そのため、柔軟性を持ち、状況に適応できる人は弁護士のパートナーとして適しています。

例えば、急な予定変更や残業、休日出勤などにも柔軟に対応できる人は、弁護士の不規則な生活リズムによるストレスを最小限に抑えることができるでしょう。また、弁護士が繁忙期で家事や育児に参加できない時期には、一時的に家庭の責任を多く担う柔軟さも重要です。

さらに、弁護士は仕事上のストレスから感情的になることもあります。そのような時に、相手の状態を察知し、適切な距離感を保ちながらサポートできる人は、弁護士のパートナーとして大きな強みを持ちます。状況に応じて、励ましたり、一人の時間を与えたりする判断ができると、お互いのストレスを軽減できるでしょう。

また、弁護士の社会的活動や交流の場にも、適切に参加できる柔軟性も重要です。法曹界のパーティーや弁護士会のイベントなど、場の空気を読んで振る舞える人は、弁護士のキャリアにも良い影響を与えることができます。このような社会的な適応力は、弁護士との結婚生活を円滑にする重要な要素と言えるでしょう。

自立心が強く独立した生活を送れる人

弁護士は仕事に多くの時間を費やすため、パートナーが精神的にも経済的にも自立していることが望ましいと言えます。自分の時間を有意義に過ごすことができ、一人でも充実した生活を送れる人は、弁護士との結婚生活に適しています。

例えば、自分自身のキャリアや趣味、人間関係を大切にし、パートナーに依存しすぎない人は、弁護士の不在時間が長くても寂しさや不満を感じにくいでしょう。また、自分の意思で行動し、必要に応じて一人で決断を下せる自立性も重要です。

経済的な自立も大きなポイントです。弁護士の中には収入の波が大きい人もいるため、自分自身で収入を得ることができれば、家計の安定にも寄与します。また、共働きであれば、家事や育児の分担についても、より対等な立場で話し合うことができるでしょう。

さらに、弁護士は仕事上のストレスから精神的に疲れていることが多いため、パートナーが精神的に自立していると、お互いに余裕を持った関係を築くことができます。常に気を遣わせるような関係ではなく、お互いに自立しながらも支え合える関係が理想的です。弁護士との結婚生活では、このような自立心と依存のバランスが重要となります。

論理的なコミュニケーションが得意な人

弁護士は職業柄、論理的な思考と分析を重視する傾向があります。そのため、感情だけでなく事実や論理に基づいてコミュニケーションできる人は、弁護士とのパートナーシップに適しています。

例えば、意見の相違が生じた際に、感情的に反応するのではなく、自分の考えを整理して論理的に説明できる人は、弁護士との建設的な対話が可能になります。また、相手の論理的な意見に対して、感情的に反発せず、冷静に受け止める姿勢も重要です。

さらに、問題解決において事実と感情を区別できる人は、弁護士との意思決定プロセスをスムーズに進めることができるでしょう。家庭内の重要な決断において、メリットとデメリットを冷静に分析し、最適な選択肢を見つける姿勢は、弁護士の思考プロセスと親和性が高いです。

ただし、論理的なコミュニケーションを重視するあまり、感情の共有をないがしろにするわけではありません。論理と感情のバランスを取りながら、お互いの考えや気持ちを理解し合うことが大切です。弁護士との結婚生活では、このようなバランスの取れたコミュニケーション能力が、関係の質を高める重要な要素となります。